道の駅「明治の森・黒磯」
明治の森・黒磯は、既存建築を解体し、新たな施設として整備されました。
大きな三角の庇が印象的な建築で、この庇の下では地元の野菜が販売されたり、来訪者が思い思いに一休みしたりと、日常の風景が展開されています。
ランドスケープでは、庇のラインに合わせて舗装を切り替えることで、自然に動線と滞留エリアを分け、回遊性と居心地の良さの両立を図りました。
空間の使われ方に緩やかな秩序が生まれ、訪れる人にとって心地よい場所となっています。
敷地奥にある青木邸との境界には、邸宅の玄関意匠を引用した門を設置し、風景の連続性と歴史性への配慮を加えました。
カフェエリアは、同様の意匠の柵と季節ごとに表情を変える草花で囲まれ、開放感と落ち着きをあわせ持つ空間となっています。
竣工/ 2024年3月
規模/ 敷地面積:3,418㎡
建築面積:943㎡
建築面積:943㎡
所在地/ 栃木県那須塩原市青木27番地
内容/ 基本設計・実施設計
施主/ 那須塩原市
建築/ 刈谷建築設計事務所